小松飛行場
小松空港と小松基地の二つの顔を持った官民共用空港です。
一本の滑走路を小松空港と小松基地で利用する共用空港
俗に言う「小松空港」「小松基地」のことです。
小松空港は正式には、「小松飛行場」といいます。航空自衛隊小松基地に民間機が乗り入れている、ということです。 小松
基地が母屋で民間機に軒先を貸している、という感じでしょうか。小松飛行場の管理は、滑走路の除雪などの維持管理や管制業務は
防衛省が行い、小松空港と呼ばれる民間機側の施設や誘導路などは、国土交通省の管轄下にあります。
小松飛行場の始まりは、戦時中に旧日本海軍が小松市に飛行場を建設したのが始まりです。太平洋側の基地が米軍の空襲にさら
されるようになり、疎開基地として日本海側の小松市に海軍航空隊小松基地が設置されました。
戦後、米軍の管理下に置かれその後民間機が就航し程なくして航空自衛隊小松基地が開庁となりました。
朝鮮戦争が休戦となって日本の脅威が日本海の対岸になると、小松飛行場は戦時中の退避基地から、前線基地として日本の国防
を担う重要な拠点となりました。
一方、小松空港を利用した地元発展のために共用空港として民間機や外国機の就航、地方空港では小松だけという国際貨物の定
期便就航で北陸の空の玄関口としての役割も果たし、小松飛行場の歴史を見ると、住宅密集地に戦闘機が墜落する甚大事故や空港
を閉鎖するようなトラブルが何度もありながらも基地と地元のバランスの取れた良好な関係が築かれてきたことがよく分かります。
2015年3月7日、小松空港展望デッキ、改装オープンしました。
入場無料です。駐車場は30分無料、一日500円です。
関連リンク
Komatsu Airport 小松空港 北陸国際航空貨物ターミナル 航空自衛隊小松基地
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