日本海を監視するレーダーサイト、輪島分屯基地!!

小松の空～小松飛行場物語～

石川県小松市

日本海を監視するレーダーサイト、輪島分屯基地!!

JASDF Wajima Sub Base

能登半島の輪島港から高州山を見る

聞いた話では右側のレーダーは昔から運用しているタイプで、左側のレーダーは飛行機だけでなく、
ミサイルも監視できる新型レーダーらしいです(未確認)。
高州山への林道は一部、防衛道路として通行禁止になっていますが、高州山の山頂神社まではマイカー
で行くことは可能ですので見てきました。まさか神社の真横にレーダーサイトがあるとは思いませんでした。

2000年初頭に北朝鮮の弾道ミサイルが日本の領空を越えて太平洋に落下した事件を受けて以来、、
レーダー網の強化整備が行われているようです。
2014年、京都の丹後半島に超最新型のXバンドレーダー基地が建設が始まりました。(在日米軍基地として建設)
Xバンドレーダーの輸送は小松基地から夜中に大型トレーラーで行われたようです。
京丹後市に住む友人によると、米軍レーダー基地の反対運動など全然やってない、ということでした。
一部マスコミの印象操作と地元の空気と全然違うということです。確かに小松もそうですが。

輪島分屯基地の24時間365日の警戒監視があるからこそ、小松基地はスクランブルができます。

輪島基地(国籍不明機発見)→入間基地(スクランブル司令)→小松基地(スクランブル)

日本海防衛の簡単なイメージ
（小松市役所にあった、防衛省のパンフレットから転載して手を加えてあります）

部隊マスコットの龍は能登半島をイメージしており、日本海の荒波と能登半島を表現した
デザインらしいです。

※小松基地の第303飛行隊もドラゴンのデザインです。

輪島分屯基地

航空自衛隊入間基地の分屯基地であり、中部航空警戒管制団第23警戒群が配置されている。

沿革

1947年（昭和22年）：米軍レーダー管制部隊が輪島市袖ヶ浜へ展開

1953年（昭和28年）：米軍レーダーが高洲山へ展開

1956年（昭和31年）：航空自衛隊東部訓練航空警戒隊第2中隊第2小隊設立（袖ヶ浜）

1959年（昭和34年）：米軍から航空自衛隊へレーダー移管

1961年（昭和36年）：部隊移転（袖ヶ浜から青葉ヶ丘（現在）へ）

1961年（昭和36年）：部隊改編（第23警戒群と改称）

1992年（平成4年）：第303基地防空隊新設

2005年（平成17年）：第303基地防空隊廃止・現在は第23警戒群のみが所在

2009年（平成21年）： J/FPS-3レーダーをJ/FPS-3Aに改修、BMD対処能力付与

日本の首都圏、大都市の正面に輪島分屯基地、小松基地があります。

大陸の国から見ると、日本海などメキシコ湾のようなものかもしれません。

輪島分屯基地のレーダーサイトを見てきました。(外観)

能登半島の輪島市は朝市、能登千枚田で有名ですが、
能登で一番高い山(高洲山)を見上げるとそこにはレーダーが見えます。
民間の電波塔に混じって、丸いドーム状のものがそうです。

『道の駅輪島』から見るレーダーサイト(丸い屋根)

『道の駅輪島』からみる高洲山とそこにある輪島分屯基地のレーダーサイト。
これまで輪島市には何度も遊びに来ていますが、ずっと気象レーダーとよくある電波塔思っていました。

輪島港から見る高洲山とレーダサイト

高洲山は能登で一番高い山で、標高567m。
古くは嶽山（だけやま）とも呼ばれ信仰の山にもなっており、山腹には高洲神社が、山頂には高洲神社の奥宮が鎮座している。

能登千枚田に向かう途中の国道沿いに、高洲山に行く林道入り口があります。
※入り口は輪島市立鵠巣小学校の近くにあります。

林道と言っても、ちゃんと舗装された走りやすい道です。

そして景色は絶景。輪島市、輪島港が丸見えです。海の向こうには朝鮮半島やロシアがあります。
古代からこの山は大陸からやってくる船の監視などに使われてきただろうと思います。

山頂近くの神社参道から先は、輪島分屯基地レーダーサイトの入り口となるため立ち入り禁止です。

参道の階段を登っていくと、山頂に到着、そこには高洲神社とレーダーサイトがありました。

このレーダーが50年以上日本海の空を監視してきました。
このレーダーで不審機を補足し、小松基地がスクランブルをしてきたのかと思うと、まさに縁の下の力持ち。

能登半島の輪島市に来たら、山の上にあるこのレーダーサイトにも注意してみてください。
比叡山とか金剛山とかみたいな山上によくある電波塔もありますが、この丸いドーム状のものはレーダーです。

石川県小松市
小松だよ！全員集合!!

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