小松の空 〜小松飛行場物語〜


石川県 小松市

 『イーグルネスト』のクライマックスを写真で再現!!

JASDF Komatsu Air Base.


『イーグルネスト』
小森陽一

この空は俺たちの手で護る!
 石川県小松基地に着隊したF‐15操縦士のと、埼玉県入間基地で要撃管制官となった。二人の もとに届いたのは、全国のパイロットが一堂に会して技術を競う“戦技競技会”開催の知らせだった─ ─。仮想敵には、かつて陸と火花を散らした先輩、浜名零児。一度は袂を分かった陸と速だったが、そ れぞれの信念を貫くため、力を合わせて空へ向かう。「天神」シリーズ第3弾。

映像化プロジェクトついに始動!!空に憧れ、戦闘機パイロットをめざす若者を描く『天神』シリーズ三部作 「天神」「音速の鷲」「イーグルネスト」「海猿」「S-最後の警官-」の著者最新作!
集英社文庫定価:600円+税

小説の活字だけの描写ではイメージが沸かない人もいると思い、
小松市や小松基地のF-15などのイメージ写真を紹介し物語をより熱く感じてもらえればと思います。

歴史小説や山岳小説と同じで、活字だけだと想像もつかなくてスケール感が沸かないこともあるので、
実際の写真や映像で現実世界のイメージを描きながら、登場人物の顔もお気に入りの俳優などに
置き換えてイメージして読むと物語にスッと入っていけると思います。

最終更新日:2015/01/09






飛行教導隊



第306飛行隊
通称:ゴールデン・イーグル
部隊マークは石川県の県鳥、白山のイヌワ シ。 「勇猛果敢な攻撃精神と、電光石火の運 動性」を表わしている











くじ引きで見事に一番を当てて、初っ端からアグレッサーと対戦・・・
「始め良ければ終わりよしというじゃないですか!」





「びっくり作戦、楽しそうじゃないですか」




「ずいぶん動揺しているじゃないか。ヘルメットしているのも忘れるくらい」
「じゃあ何で俺が緊張していないか、分かりますか」
「戦競は競技だからさ」
「クククッ」
「笑って誤魔化すな」



一番機がゴーッと炎を噴いた。
陸も左右のスロットルをアフターバーナーの位置まで押し込んだ。
衝撃が体中を突き抜ける。空へ駆け上がる翼が唸りを上げる。




「ツー、タイドオン」












「勝敗を決する最大のポイントは、企図の看破だ!」
敵がどんな陣形で向かってくるのか、何が狙いなのか、そのために何を仕掛けてくるのかを
見極める。アグレッサーの狙いははっきりしている。



「306が最初の獲物とはね」
「坂上、お前が二番機なんだってな」
「一番機の無様な姿を見たくなけりゃ、お前が俺を倒しにこい!」



「よーし始めるぞ!!バッカス、サード、頼むぞ!!
「あいよ!」
「ラジャー!」



「アルタイル04、オフサイド、目標までの距離60」



アグレッサーの狙いは仮想的艦隊の攻撃に向かうF-2だ。
F-2が撃墜されれば競技は負けだ。












「バッカス!さっさと離脱しろ!」
大松が怒鳴る。
「了解、いくぞサード!」






「思い上がるな!お前一人でアグレス2機を相手にできるはずがない!」






「フレアを全部ばら撒け!!」






狙いに気付いた浜名が狂ったように追いかけてくる














浜名零児 「空は死に場所だ!!」




「そのまま直進しろ!」
「いいから言うとおりにしろ」
「雲に入ったら急減速、そこから急上昇!!」







「あの声は道標であり、もう一つの目であり、命綱・・・。」






「俺が戻るまでシャットダウンされるんじゃないぞ!!」





「アルタイル全機、ミッションコンプリート。速やかに帰投せよ」






「イーグルネスト」の映像化は難しそうですね・・・・。(^_^;)








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