小松の空 〜小松飛行場物語〜

石川県 小松市

小松飛行場の歴史 【戦前〜太平洋戦争】








小松の空
〜 黎明期 〜

The early days

小松市に史上初の飛行機が着陸したのは今の青路町、コマツ粟津工場敷地内

大正〜昭和初期

1913年
大正 2
7月26日
石川県に初めて飛行機が飛んだ。(金沢市野村練兵場)
1917年
大正 6
8月 7日
小松市に史上初めて飛行機が着陸した。
(御幸村石川県種馬所:コマツ粟津工場付近)
1921年
大正10
5月13日
小松製作所設立。(コマツ創業)
1930年
昭和 5
5月29日
海軍航空隊令が公布
9月 7日
空母「加賀」舞鶴港から、金沢の金石港に入港。
1939年
昭和14
7月15日
金沢空港開業
1940年
昭和15
12月 1日
小松市制発足
1941年
昭和16
5月13日
農地開発営団が設立された。
8月
日本海軍、今江潟の西側約73万坪を買収。
12月1日
国営(農地開発営団)で食糧増産名目で、安宅海岸、砂丘地、松林の 開墾が始まる。

小松市に初めて飛行機が飛来した日
今では地方空港でありながらも戦闘機やジャンボ貨物機までもが着 陸する異色の小松空港ですが、その小松市に初めて飛行機が着 陸してきた時のことを調べてみました。
2014/06/02 更新!!


小松の空
〜 戦火の空 〜

Skies Of War


特攻機「桜花」を抱えた第721空、一式陸上攻撃機
特攻といえばゼロ戦に爆弾を積んで敵艦に体当たりのイメージがありますが、
実は上の写真のような自爆ロケットや自爆魚雷、自爆ボート、自爆機雷など自爆兵器が
いろいろ研究開発されていました。

太平洋戦争、日米開戦〜終戦

1941年
昭和16
12月8日
真珠湾攻撃。太平洋戦争勃発。
1942年
昭和17
5月20日
農地開発営団(国営)の小松市安宅林開墾は、一部請 負と、一部勤労奉仕で32町歩を完了。
7月10日
安宅新町で滑空場と格納庫落成。
1943年
昭和18
4月1日
舞鶴鎮守府小松飛行場建設事務所設置。
農地開発営団の事業を海軍飛行場の建設に変更し、工事を始める。
民有地、坪26銭で買い上げる。
※映画20銭(大正7年)、カレーライス7〜10銭 (大正6年)

小松飛行場建設に当たり、学徒、報国会、囚人等、延べ20万人を動 員、使役。
この当時の標語 「空だ男の征くところ」
1944年
昭和19
6月16日
B29、日本初空襲。
7月13日
退避基地調査に、一式陸攻が小松基地に飛来。
(実用機が初めて小松基地に着陸)
このときはまだ小松基地は建設中であり、滑走路は南北の一本の み、それも北側の四分の一は未完成。小松海軍航空基地は、現在 の航空自衛隊小松基地のあるところ。
9月1日
小松海軍航空隊開設。
(現在の加賀市一白町、ホテルアローレ付近)。
練習航空隊として、予科練教育。
9月20日
小松基地の滑走路、ほぼ完成し豊橋海軍航空隊の退 避飛行場となる。
豊橋空の永石正孝司令は140名の特攻隊員を募り、30機の96式陸 上攻撃機が小松基地に移り九州進出に備えた。豊橋海軍工廠のカ ーバイトの焼却灰を小松基地へ輸送し赤土と混ぜ合わせ、三和土(= 固い土)をつくり、滑走路に敷き詰めてセメント不足を補った。
11月15日
小松基地の滑走路完成。
1945年
昭和20
3月15日
豊橋空の一式陸攻小松基地に移動。
3月29日
大分県宇佐基地にあった神雷部隊(721空)は一中隊 を鹿屋基地へ移動。残りは小松基地に移動。
4月 6日
B-29 小松市上空通過(石川県初飛来)。
6月10日
神雷部隊、攻撃708飛行隊は小松基地に移動。
7月 3日
神雷部隊の桜花隊、鹿屋基地から小松基地に移動。
7月 5日
721空(神雷部隊)本部を松山基地に、主力を小松基地 に展開。ゼロ戦20機、小松基地に移動。
8月15日
午前8時、海軍第3航空艦隊第706航空隊、小松基地 出撃。サイパン島奪還のため豊橋基地経由、木更津基 地集結。
正午、終戦の詔勅(玉音放送)下る。
ポツダム宣言の受諾、終戦。
8月22日
小松基地の神雷部隊解散式(350名)。
8月23日
小松基地の神雷部隊最後の飛行。
一式陸攻で出身地別に帰郷。
8月24日
この日以降、日本国籍の航空機の飛行は全面禁止さ れた。
August 25, 1945,After this date, flight of Japanese aircraft was prohibited.


小松基地で出撃前の訓示でしょうか?

小松市串町の玄光前にてパイロットたち。


小松海軍航空基地

小松市になぜ小松空港(基地)があるのか?そのきっかけは、太平 洋戦争末期に小松海軍飛行場(基地)建設があったためです。

2014/07/04 更新!!

第721海軍航空隊、通称『神雷部隊』
小松空港の前身は旧日本海軍小松飛行場でしたが、ここに特攻隊 がいたことは時代とともに忘れ去られています。

2014/06/30 更新!!

小松市内に残る戦争遺跡
小松市内には旧海軍小松基地関係の軍事施設がまだ残って います。
太平洋戦争末期に、小松市には海軍の飛行場が建設され、それに 伴って軍事施設が作られました。











石川県 小松市 
小松だよ!全員集合!! 
Produced by わかすぎ& 在郷Bros.



トップへ


戻る
戻る
直前のページへ
直前のページへ


Copyright(c) 2006-2016. 小松だよ!全員集合!! All rights reserved. 
inserted by FC2 system